2017年4月22日土曜日

@niftyでv6プラスを申し込んでみた

@niftyが無料で提供しているIPv6接続サービス「v6プラス」に申し込んでみました。


  • 回線契約:NTT西日本フレッツ光ネクスト隼(ひかり電話契約なし) 
  • 自宅の終端装置:ONUのみ(ホームゲートウェイなし) 
  • NTTのフレッツ・v6オプション契約状況:契約なし 
  • ルーター:ヤマハNVR500 (v6プラス非対応) 

以上のような環境からの申し込みです。

@niftyが提供しているIPv6接続サービスは「v6プラス」の他に「IPv6接続オプション」というのがあって、サービス内容は若干異なります。

  • IPv6接続オプション: 本来のIPv6(IPoE)によるインターネット接続サービス
  • v6プラス: 上記に加え、IPv6通信上にIPv4を乗っけて高速通信を行う機能(IPv4 over IPv6)が追加されています。

@niftyに「v6プラス」を申し込むと、まず@nifty側から利用環境の確認が行われます。
この時、NTTが提供するHGW(ホームゲートウェイ)が接続されていない場合は「v6プラス」ではなく「IPv6接続オプション」としてサービスが開通されます。

 ただし、その場合においても「v6プラス」に対応した市販ルーターを使用すれば、v6プラスの主要サービス(IPv4 over IPv6)は利用できるようです。
要するに、HGWとの連携の有無でサービス名を使い分けているという感じでしょうか。

v6プラスの申し込み

v6プラスの申し込みは、@nifty会員であればWebから簡単に申請できます。(無料)
申請に際しては、NTT側の提供する「フレッツ・v6オプション」も同時に契約する必要があるのですが、これは@niftyが登録代行をしてくれるようです。

(参考)v6プラスのご案内@Nifty

IPv6インターネット接続の開通

Webから申請後、わずか2時間程度で、IPv6でのインターネット接続が開通しました。
NTT側の「フレッツ・v6オプション」契約が無い状態からの申請で、しかも申請したのは休日でしたので、登録代行手続きに何日もかかることを覚悟していたのですが、短時間であっけなく開通したのは予想外でした。



ただし、自宅にはNTTが提供するHGW(ホームゲートウェイ)が無いため、契約上は「v6プラス」ではなく「IPv6接続オプション」の方が開通した状態と思われます。

現在使用しているヤマハNVR500は、v6プラスには対応していない、どこにでもある一般的なブロードバンドルーターですので、v6プラスによる接続サービスは試せませんが、上記IPv6接続性確認サイトの各項目はしっかり「OK」になりました。

契約状況の確認

@nifty側

@niftyでのv6プラスの契約状況は以下のページで確認できます。
https://entry.nifty.com/ipv6_entry/plus_reading.do


「v6プラス」として申し込み、自宅にHGWが無くて「IPv6接続オプション」として開通した場合、このページは何日経っても「未契約」のまま更新されません。
不親切ですがそういう仕様なのでしょう。

サービスの利用を開始した2日後に、「【@nifty】IPv6接続オプション ご利用開始通知」というタイトルのメールが@niftyから届きました。


うん、申し込んだのは「v6プラス」の方でしたが、やはり環境を自動判定されて「IPv6接続オプション」として開通したようです。

NTT西日本側

NTT西日本側の契約状況は、CLUB NTT-West会員メニューで確認できます。
しっかり@niftyが登録代行をしてくれたようで「契約中」となっていました。
(こちらは契約状況が反映されるまで一週間程度かかるようです)
尚、「フレッツ・v6オプション」の開通通知は、郵送でも届きます。


スピードテスト

IPv6専用のスピードテストを実行してみました。
なかなか良好なパフォーマンスです。

IIJmio IPv6スピードテスト(β)


こちらは一般的なIPv4のスピードテスト。

SPEEDTEST by OOKLA
今はv6プラスで接続しているわけではありませんので、@niftyの提供するIPv4(PPPoE)とIPv6接続と併用(デュアルスタック)の状態ですが、従来のIPv4のみにしか対応していないサイトも、もちろんそのまま問題なく閲覧できます。
パフォーマンスの低下もありません。

ルーターの設定について

接続設定

ヤマハNVR500に、IPv6(IPoE)用の接続設定と、IPv4(PPPoE)接続の両方を設定しておきます。
YouTubeなどIPv6に対応したサイトでは高速なIPv6、従来のサイトはIPv4と、勝手に振り分けてくれます。(デュアルスタック)


セキュリティ

IPv6(IPoE)で接続する場合、ブリッジ(いわゆるパススルー)でIPv6を大通しにしてしまうと、家庭内の端末が直接インターネットに晒された状態になるので、セキュリティには留意しておきたいところです。
NVR500では、接続設定の画面でセキュリティレベルを指定するだけで、IPv6用に基本的なファイアウォール・ルールを自動的に作成してくれます。


v6プラス(IPv4 over IPv6)について

こちらは、BIGLOBEの提供するIPv4/IPv6接続判定ページです。

http://ipv6check.biglobe.ne.jp/

試験3と試験4で、正常にIPv6接続が出来ていることが分かりますね。

試験5と試験6は、NTT西日本からの接続なのでパス。(---)
(東日本からテストした場合は、試験7と試験8がスキップされると思います)

試験9は、NTTが提供するHGW(ホームゲートウェイ)が接続されていない場合は必ず「NG」になります。

さて、「v6プラス」の場合、一番重要なのは、最後の試験10です。
ヤマハNVR500は「v6プラス」に対応しておりませんので「NG]になっています。
v6プラス機能(IPv4 over IPv6)で接続されると、ここが「OK」になるはずなのですが、今はまだ試せません。
いつか対応ルーターを購入したら試してみたいですね。