2017年12月31日日曜日

v6プラスでオンラインゲームをする前に


v6プラスでオンラインゲームをする前に、
ルーターの「UPnP」機能をOFFにしておきましょう。

ルーターのUPnP機能をOFFにしておくことで、一部のオンラインゲームで「時々繋がらないことがある」「頻繁に切れる」「マルチプレイヤーで遊べない」「ボイスチャットができない」などの問題が解消するかもしれません。

v6プラス用ルーターの設定(「WXR-1900DHP3」の場合)

設定はメインメニューの「詳細設定」から行います。

  • 【セキュリティー】-【UPnP】


UPnP機能欄の「使用する」のチェックを外す

※設定完了後、ルーターとクライアント(PC・ゲーム機など)の両方を再起動してください。


解説

オンラインゲームの中には、ルーターのUPnP(ユニバーサル・プラグアンドプレイ)機能を利用してポート開放を試みるものがあります。
UPnPにはLAN内の機器からのポートマッピング要求に対応する機能がありますので、これを利用しているわけですね。
要するにUPnP機能というのは、これを有効にしておくことで必要な「ポート開放」を自動でやってくれるという便利な機能です。


しかしv6プラスの場合は、通信仕様上、ユーザーが自由に使えるポート範囲がかなり制限されており、オンラインゲームが要求してくるようなポート番号はまず利用できません。
それにもかかわらず、ルーターはポート開放要求を受けると、なんでもホイホイOKを返してしまいます。
こうなると、実際にはポート開放など出来ていないのに延々と待ち続けてしまいます。
これはいけません。


そこで、ルーターの「UPnP」機能は、事前にOFFに設定しておくわけですね。
こうすることで、クライアント側はUPnP機能によるポート開放を早々に諦めて、別の通信手段を探してくれます。
一般家庭においてはブロードバンドルーターが必ずUPnP機能を搭載しているという保証などありませんので、ゲーム側でも「UPnPが無いと遊べない」ような作りにはしません。
ポート開放が無理ならサーバ経由での通信に切り替えるなど、大抵は迂回路も用意されていることでしょう。(無論、例外はありますが)


ただし、そのオンラインゲームが「UPnP機能に依存」していたり、特定の「ポート開放が必須」だった場合はどうにもなりません。
その場合は、こちらの記事を参考に、IPv4(PPPoE)との併用を検討してみてください。
参考:v6プラスとIPv4(PPPoE)を併用する(その1)