以前に紹介した、2重ルーターにしてv6プラスとIPv4(PPPoE)を切り替える方法と比べると、使うルーターは1台だけで済みますし、接続・切断用のアイコンを作っておけば
ワンタッチで瞬時に切り替えることもできるので、PC1台だけでの運用ならこちらの方が便利かもしれません。
v6プラス用のルーター側の設定(「WXR-1900DHP3」の場合)
PPPoEをパススルーするように設定しておきます。使用するルーターによって設定箇所は異なりますが、「WXR-1900DHP3」の場合は「PPPoEパススルー」欄の「使用する」をチェックするだけでOKです。
- (詳細設定)-【セキュリティー】-【パススルー】
(設定が完了したら、一度、ルーターを再起動してください)
Windows10にPPPoE接続を作成する
Windows10の「設定」から、新しい接続を作成します。- (設定)-【ネットワークとインターネット】-【ダイヤルアップ】
PPPoE用の接続設定が作成されました。
これでWindows上から、直接、IPv4(PPPoE)接続ができるようになりました。
ここから接続を行うと、普段のv6プラスによるインターネット接続よりも優先されます。
Windowsの「ネットワーク接続」や、タスクバーの通知領域にある「インターネットアクセス」から、実際に「接続/切断」を試してみましょう。
接続・切断用アイコンを作成する
ワンタッチで接続・切断できるように、バッチファイルを作成しておきます。作ったアイコンをデスクトップなどに置いておけば、普段はv6プラスによるインターネット接続を利用し、必要になった時だけプロバイダの提供するIPv4(PPPoE)接続へ気楽に切り替えられるようになります。
やり方はとても簡単。
「メモ帳」などのテキストエディタへ以下のコマンドを1行記載し、適当な名前を付けて保存します。
あとはファイルの拡張子を「.txt」→「 .bat 」に変えるだけです。
PPPoE接続用のバッチコマンド
- rasdial 接続名 ユーザー名 パスワード
記入例)
rasdial nifty XXX99999@nifty.com pass
PPPoE切断用のバッチコマンド
- rasdial 接続名 /DISCONNECT
記入例)
rasdial nifty /DISCONNECT
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