2018年6月9日土曜日

NVR500でv6プラスに接続してみた

YAMAHAルーター NVR500を使ってv6プラス(MAP-E)で接続してみました。


元々NVR500はv6プラスには対応していないのですが、そこはヤマハルーター。
設定コマンドは上位機種と互換性があり手動できちんと設定してやれば何とかv6プラスで繋がるようです。
ただし実用になるかどうかは別問題ですが...


■接続設定

NVR500用のv6プラス接続設定(サンプル)はこちら


なお、設定に際しては以下の情報が必要です。
  • CEのIPv6アドレス
  • BRのIPv6アドレス
    (2404:9200:225:100::64)
  • MAP-EのIPv4アドレス
  • MAP-Eで使えるポート番号の範囲
これらは回線契約毎に決められていたり計算して求める必要がありますので必ず自分の環境に合わせて確認する必要があります。

今回はこちらのサイトを参考にさせていただきました。

→ ネトゲー回想録:v6プラスのIPアドレス&ポートの計算方法

なお、MAP-Eで使えるポート番号の算出方法については、こちらの記事でも触れています。

→  「v6プラスでポート開放してみた」


設定方法は簡単です。
まずは上記「NVR500用v6プラス接続設定」から設定サンプルをコピペで入手し「メモ帳」などのテキストエディタで自分の環境に合わせてIPアドレスやポート番号範囲を修正してください。
あとはNVR500の「詳細設定と情報」-「コマンドの実行」画面から設定を流し込むだけです。
NVR500を初期化して工場出荷時の状態に戻してからやれば、余計な設定が残ることもなくすぐに使えるようになるでしょう。


■v6プラス接続確認

はい、繋がりました。


本当にv6プラスで接続できているかどうかを以下のサイトで確認します。

→ IPv4/IPv6接続判定ページ


ちゃんとIPv6で接続できているようです。
v6プラス(MAP-E)によるIPv4アドレスも確認できます。


肝心の、【試験10】(最重要!)もOKでした。
間違いなくv6プラスによるインターネットアクセスが有効になっています。


■スピードテスト

次に速度を計測してみます。
Speedtest by Ookla


この辺りは計測サイトや時間帯によっても大きく変わりますが、v6プラスとしてはまずまずといった所でしょうか。


■NVR500の弱点

これで一応v6プラスに接続できましたがNVR500には大きな弱点があります。
上位機種(RTX830)や後継機種(NVR510)とは異なり「ポートセービングIPマスカレード」機能に対応していない為、NAT機能で利用できるセッション数がかなり制限されてしまうということです。

このことは深刻な不具合に繋がります。
具体的には、Webブラウザでニュースサイトを閲覧していると、わずか数ページ記事を参照しただけで利用できるセッション数が枯渇しこれ以上ページが表示できなくなってしまうという有り様です。
これでは全く実用になりません。 

  • 何も表示されない(ページが真っ白)
  • レイアウトが崩れる
  • 画像や広告バナーが表示されない
  • ページの接続エラーになる

今回の設定例ではNATディスクリプションを15個定義してv6プラスの上限である240個のポートを利用可能にした上で、さらにNATセッションの保持期間を短縮して効率をあげていますがそれでもぜんぜん足りません。

「詳細設定と情報」-「コマンドの実行」で、show nat descriptor masquerade port summary
コマンドを実行するとポートの利用状況が確認できますが、適当にサイトを閲覧しているだけですぐにパンクしてしまうことが分かります。

show nat descriptor masquerade port summary



■結論

NVR500でも一応v6プラスに接続できますが快適には使えないでしょう。

#スピード、パフォーマンス的な点では全く問題ないんですけどね..
 上位機種のRTX830が欲しくなってきました

RTX830(v6プラスに正式対応)